KAIゴールドステンレスのハンドルをカスタマイズ

カミソリ, ディスポ

20円程度の単価で買えるにもかかわらず、両刃のような素晴らしい剃り味で、それでいて耐久性も両立するという逸品、KAIゴールドステンレス。

手が大きい私にとってゴールドステンレスが唯一惜しいと思った点は、ハンドルの短さです。

あと最低1cm長ければいいのに

できればヤングTと同じ長さだったらいいのにな

両刃だったらハンドル付け替えるだけでなんとかなるのにな ←!

何てことを考えてしまったものだからさあ大変。
何とかしてみることにしました。

手持ちのモノをハンドル代わりにしてみた

手持ちのものの中から、ゴールドステンレスに差し込むことが出来、ハンドルになりそうなものを見繕ってみました。

見た目では、真ん中に写っているセンターポンチあたりが良さそうに見えます。
特にローレット加工のモノなんか両刃のハンドルのようです。

しかし代わるがわる刺し込んでみた結果は予想に反し、写真の中では一番左の六角軸ドライバーが一番安定していました。
また、四角軸の箸も意外と良かったです。
センターポンチはテーパーが急すぎ、また丸い断面により使用中に回転方向でのずれが生じそうでした。

この結果をもとに、他にもハンドルに相応しそうなモノを探したところ、適切な長さの

  • ビットドライバー
  • 鉛筆

が、実用に耐えうる安定性でした。

ハンドルを手作りした

前述のビットドライバーや鉛筆は六角柱なので、ゴールドステンレスに刺し込んでも回転することはありません。
しかしゴールドステンレス側のグリップ内はテーパー状なため面接触せず、接点は1箇所のみとなります。
これでぐらつきを防ぐには、ハンドルをきつく刺し込み、圧力から生じる摩擦に頼るしかありません。
これは設計思想として合理的ではないことから、テーパーをつけてゴールドステンレスにフィットする形状のハンドルを自作することにしました。

使用済みの歯ブラシを素材として、カッター・彫刻刀・ミニルーター・棒ヤスリ・サンドペーパーを使っておよそ4時間。
このようなものが出来ました。

力を加えても、軋み音はするものの、ぐらつきはありません。

剃ってみました。
やはり素晴しい剃り味です。
ただ今回の材料は歯ブラシの柄でしたので、しなりが若干あることだけが気になります。

ハンドルを3Dプリンタで制作した

せっかく3Dプリンタ買ったんだし、自分でCADデータ作って印刷してみようと考えました。
しかしCADは、過去にファイルを開いたことはあっても、自分で新規作成したことはありません。
有名な3DCADソフト「FUSION360」をインストールして、弄ってみました。

やってみたら、平面図形を描いて、それを柱状の3D図形にして、組み合わせて切り取ったり結合したり…の繰り返しで、何とか出来ました。
CADを使えるようになる練習になったようです。

3Dプリンタで出力して、完成しました。

このエクステンション・ハンドルを装着したら、刃先からグリップエンドまでの長さは85mmになりました。
他のディスポと長さを比べました。

左からBic2、KAIヤングT、今回のゴールドステンレス、そしてFEATHERロングランナーです。
この中では一番短いですが、メルクール333Cより若干長くなるように作りましたので、自分的にはこの長さで充分です。

これで剃ってみました。
手のひら内での保持安定度が高まり、ダイレクト感とスムースさの両立といいましょうか、両刃のようなゴールドステンレスの長所が増したように思います。

今回出来たものはただの素人の工作ですが、こういったハンドル同様のきちんとしたものが商品化されたら、ゴールドステンレスはこれまでの「短い柄のついた格安なディスポ」というレガシーな位置付けを超え、逆に「ハンドルから外して単体でも剃れる替刃」のようにカテゴリを広げ、Gillette商法から脱却を考えるような層への新たなニーズ喚起になるのではないでしょうか。
通常のカートリッジ式剃刀のホルダ程度の価格なら私は喜んで買いますし、出張先で使用するファーストチョイスにします。
そのうちCADデータどこかにアップする予定です。

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